本当に猫を飼える?ネコ歴15年の僕が教える飼う前に知っておきたい7つのデメリット
僕は今都内で2匹の猫を飼っています。
僕自身は実家でも猫を飼っていたので(もう15歳以上の老猫)、なんの疑問もなく自分でも猫を飼い始めましたが、これまで猫を飼ったことがない人は猫を飼うことに対して不安もあると思います。
猫はとにかく可愛い。可愛いですが、やはり動物を飼うということはそれなりに大変なこともあります。飼う前は良いところばかりが見えるものですが、飼ってみてやはり自分には飼えないとなってペットショップに持ち込んだり、場合によっては捨ててしまう人も少なからずいると聞きます。
末永く猫と生活するために、実家の猫歴も含めれば飼い主歴15年以上の僕が感じる猫を飼うことのデメリットをあえて紹介したいと思います。
1.長期間家を空けることが出来ない
僕はもともと旅行が大好きで、年に数回は海外旅行に行っていました。実家の猫の場合は家族が見てくれているので心配はなかったですが、いざ自分の家で猫を飼うとなったら自分の代わりにみてくれる人は基本的には誰もいません。しかも猫は自宅が大好きです。というか環境が変わると戸惑ってしまうので、ペットホテルに預けるものかわいそう。犬のようにそもそも外出もしないので、外に出るだけでかなりのストレスになってしまいます。なので最近は2泊3日以上家を空けることは無くなりました。
自分は長期間の旅行には行かないから大丈夫と思っている人が多いですが、旅行でなくても正月やお盆の帰省などで家を空ける機会は結構あります。
いざというときに猫をほったらかしにしないように事前に長期間家を空けることになったらどうするか考えておきましょう。
解決策
- 家族が近くに住んでいるのであれば、いざというときに世話をしにきてくれるように頼んでおく。
- 信頼のおけるペットシッターを事前に探すか紹介してもらう
2.引っ越しのときが大変
あまりないかもしれませんが、猫を連れての引っ越しはすごく大変です。退去から新居への移動がは場合によっては日をまたぐこともあるため、その場合は猫を一緒に泊まれるホテルを探すか、ペットホテルに預けなくてはなりません。当日中に移動できる場合でも退去時には管理会社とのやりとりなどでかなり時間がかかるため、ケージにずっと入れておくとストレスになります。
また新幹線や飛行機での移動では他の乗客に迷惑にならないように配慮も必要です。
なにより頻繁に住み家が変わることは猫にとっても好ましくないですしね。
解決策
- 直近で引っ越しの予定がないか、あるのであれば引っ越してから飼い始める
- いざ引っ越しとなったときは事前に猫の移動も考慮して引っ越しの日程を組む
3.夜中にうるさくするときがある
猫は夜になると活発に活動します。その様子はしばしば“夜の大運動会”と喩えられるほどです。
私はいったん眠ればほとんど起きないのであまり気になりませんが、神経質な人は慣れるまでは結構気になると思います。猫は体は小さいですが暴れるときは結構激しいので覚悟しておいてください。
解決策
- 床にクッション性の高いカーペットを敷く
- 寝る前にたくさん遊んであげて猫も疲れてぐっすり眠れるようにする
4.トイレがうまくできないかも
うちの猫は幸いトイレはきっちり出来るので、今まで一回も粗相をしたことはないですが、知り合いのところの猫はシーツを洗うたびにそこでおしっこをしてしまうようです。猫に悪気はないので、粗相をしても怒らないようにしましょう。そうしないと怒られたくないから隠れてトイレをするようになったり、我慢して膀胱炎になったりする可能性もあります。
解決策
- 粗相をしても怒らずに根気よくトイレを教える
5.あらゆるものに猫の毛がつく
猫の飼い主にとって、猫の毛問題は常に付きまとう存在です。毎日掃除をしていてもいつの間にか服についています。特に黒い服は気がついたら毛だらけになっていることもあります。しかも猫は何故か洗濯物が大好き、洗濯物を畳んでいたらタックルして体をこすりつけてきます。やれやれ。
解決策
- 猫の毛がつかなさそうな素材の服を買う
- クローゼットがある部屋には猫は入れない
6.世間には猫アレルギーの人がいる
世間には結構猫アレルギーの人は多いです。普通に生活していて、猫アレルギーの人に何か言われることはありませんが、友達を自宅に招くときには必ず猫アレルギーがないか確認する必要があります。またその人は大丈夫でも子どもが猫アレルギーであるケースもあるため配慮が必要です。
解決策
- 猫アレルギーの人が周囲にいないか聞くクセをつけておく
- 自分が猫を飼っていることを普段からアピールしておく
7.家族に嫉妬される可能性がある
猫は可愛い。可愛いからといって猫を可愛がりすぎると家族に嫉妬されることがあるかもしれません(笑)。特に家族が猫を飼うことに反対していたり、熱量に差がある場合も注意が必要です。また油断していると、逆に家族が猫を可愛がりすぎて構ってもらえなくなるリスクもありますよ。
解決策
- 猫も家族も分け隔てなく接するようにしましょう
- 家族と一緒にみんなで猫を育てるように家族の理解をはじめに得ておく
まとめ
いかがでしたか。
今回はあえて猫を飼うことのデメリットを並べてみましたが、僕はこのデメリットを補って余りあるメリットを猫から享受しています。
みなさんも猫を飼う前によく考えてから、家族に迎え入れてあげてくださいね。